今日からG7サミットが広島で開催されますね。
アメリカのバイデン大統領も来日されますが、大統領が乗る飛行機「エアフォースワン」についてご存知でしょうか？
この記事では、エアフォースワンの秘密に迫ります。
エアフォースワンとは？
エアフォースワンは、アメリカ大統領専用機の呼称です。しかし、厳密には「エアフォースワン」は、大統領が搭乗する際のアメリカ空軍機のコールサインであり、特定の機体を指すわけではありません。大統領が搭乗すると、その機体が「エアフォースワン」になります。
エアフォースワンの特徴は？
エアフォースワンは、ただの飛行機ではありません。その内部は、大統領の仕事場、会議室、寝室などを完備しており、空中でも大統領の仕事が滞りなく行えるようになっています。また、最新の通信設備を備えており、大統領は地上と常に連絡を取ることが可能です。
さらに、エアフォースワンは、敵の攻撃から大統領を守るための高度な防衛システムを備えています。ミサイル攻撃を検知し、それを防ぐ装置や、電子戦対策システムなどが装備されています。
空中給油もできる！
エアフォースワンには、空中給油能力があります。これにより、エアフォースワンは理論上無限の飛行時間を持つことができ、大統領を安全に移動させることが可能です。
ちなみに、空中給油はこんな形（イメージです）で実施するらしいです。高速で空を移動しながら給油するなんてすごいですね。
エアフォースワンの歴史
エアフォースワンの歴史は、アメリカ大統領の移動手段が飛行機に変わった時から始まります。初めて大統領専用機が導入されたのは、フランクリン・D・ルーズベルト大統領の時代で、その機体は「聖なるカウ」（Sacred Cow）と呼ばれました。以来、エアフォースワンは数々の改良を経て現在の形になりました。
「エアフォースワン」の名前が初めて使われたのは、1953年、ドワイト・D・アイゼンハワー大統領の時代です。それ以前は、大統領専用機には特別な呼称はありませんでした。しかし、一度、大統領専用機と同じコールサインを持つ商用機との混同が生じたため、大統領専用機には独自のコールサインが必要となり、「エアフォースワン」が誕生しました。
まとめ
エアフォースワンは、アメリカ大統領の安全と職務遂行を保障するための、最先端技術が詰まった飛行機です。G7サミットでバイデン大統領が来日する際には、このエアフォースワンが日本の空を飛ぶことでしょう。その時には、この記事を思い出して、その飛行機がどれほど特別なものであるかを思い出してみてください。
